難民申請中に日本人と結婚でビザは取得できますか？（在留特別許可に関するQ&A）/在留特別許可申請サービス

　以前、母国でビジネスの成功を妬んだ親戚に殺されるかもしれないという事を理由に難民申請されていた方が、「それはあなたの母国の警察の仕事であって、治安が悪いことを理由に難民認定は出せない」と断られた方がいました。

　実際には大使館周辺のブローカーの指示で、「難民だ」というように指示があり、いかにも適当な理由で時間を稼いでいたとのことです。このブローカーも偽装難民は容易に帰国させられないことを知っており、法外な報酬を得ていました。

　保護されるべき難民と不法滞在者が難民を語るのは全く別の話です。

　政治的な理由で迫害の危険があるような方は難民として在留を求めるべきであり、日本も国際社会の一員として助け合いの輪に入るべきことは当然でしょうが、単なる不法滞在であれば違法状態をすみやかに解消し、合法的な解決を模索すべきです。

　この質問のケースでは、結局、正直に嘘の難民申請であったことを謝罪し、改めて日本人の配偶者として日本に残りたいとのお願いが認められ、収容されることもなく「日本人の配偶者がいることを理由に」在留特別許可がなされました。